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リフォームで「塗り壁」を選ぶメリットとデメリット

2018.08.03

テーマ :コラム

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家の内壁と言えば、現在の主流はビニールクロスや布クロスなどクロス張り(乾式工法)の壁です。
施工性が高く価格もお手頃、デザインや色、柄などのバリエーションも豊富なので、特に壁にこだわりがない方にはクロス張りを選ぶ方が多いでしょう。
一方で近年リフォームなどで改めて注目されているのが、漆喰や珪藻土などで仕上げる湿式工法の壁、すなわち「塗り壁」です。
塗り壁にはどのような特徴があるのか、そのメリットやデメリットをご紹介します。
 

◆ リフォームで塗り壁を選ぶメリット ◆
 
リフォームで塗り壁を選んだ場合に得られる主なメリットとして、以下のような点が挙げられます。
 
【 調湿性が高い 】
漆喰や珪藻土などを用いた塗り壁の大きな特徴として、調湿性の高さが挙げられます。
室内の湿気が多いときには吸いこみ、乾燥しているときには吸収した水分を放出する性質があるためです。
気密性が高い現代の住居、特にマンションでは、塗り壁にすることで結露しづらく、カビやダニの繁殖を防げる利点があります。
超湿性の高さに加え、漆喰や珪藻土はアルカリ性なのでこの点からもカビが発生しづらいと言えるでしょう。
 
【 防臭効果がある 】
塗り壁にはニオイの成分を吸着させる性質があります。
たばこのニオイやペットのニオイなど、家の中の気になるニオイを抑える効果が期待できます。
 
【 自然素材なので安心 】
主に自然の素材を使用するため、接着剤など化学素材を使うクロス張りと比べてアレルギーが起こりにくいと言われています。
また、漆喰や珪藻土にはシックハウス症候群の一因とされるホルムアルデヒドを吸着・分解する働きがあるため健康への悪影響が少なく、小さなお子さんのいるご家庭でも安心です。

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◆ リフォームで塗り壁を選ぶデメリット ◆
 
塗り壁を選ぶ場合に注意したい、クロス張りと比べてデメリットとなりそうな部分は以下のような点です。
 
【 クロス張りと比べて工期が長い 】
塗り壁は左官職人がコテを使って手で塗って仕上げていきます。
そして、塗った壁が乾くまでに時間がかかるのです。
このため、クロス張りと比べて工期が長くかかります。
 
【 クロス張りと比べて費用が高い 】
クロスの価格もさまざまなので一概には言えませんが、素材の価格に加えて職人さんの技術が必要になるため、クロス張りと比べ塗り壁のほうが一般的に施工費用が高くなる傾向があります。

【 仕上がりが職人の腕に左右される 】
塗り壁は職人の手で塗っていくものなので、職人の持つ技術などによって仕上がりに差が生じやすいです。
腕の良くない職人が塗った場合、見た目がイマイチだったり、ひび割れなどの問題が起こりやすくなったりするケースもあります。
 
リフォームで内壁を塗り壁にする場合に得られるメリットと、注意すべきデメリットについてご紹介しました。
 
リフォームでは、すべての壁を塗り壁にするだけでなく、一部分だけを塗り壁にするなどといったことも可能です。
 
メリットとデメリットを把握したうえで、どのように取り入れるかを検討されることをおすすめします。

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